トーストマスターズクラブは、「英会話教室」「英会話サークル」などとは違います。

トーストマスターズの英語例会では英語を教えておりません

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」実践する場所です。
たまに、「トーストマスターズと英会話教室、どちらが英語が上達しますか?」と聞かれます。
実はこれに対しての明確な答えはありません。なぜなら、トーストマスターズの英語例会は日本語の例会同様、英語「で」のコミュニケーションを実践する場であり、英語「を」教わる場ではないからです。

言語を問わず「コミュニケーター」としての要素を学ぶことができます。

当クラブでは、参加者全員がネイティブのような英語を使っているわけでは決してありませんし、それはこのクラブが目指すものではありません。 しかし、「国際的に伝わるかどうか」ということを常に意識して、スピーチの練習に取り組んでいます。

アジアやヨーロッパの、非英語圏の方が使う英語をお聞きになったことがあるでしょうか。いわゆる「アメリカ英語」「イギリス英語」とは、アクセントなどかなりかけ離れているかもしれません。しかし、彼ら・彼女らの多くは、「ツール」として英語を使い、臆せず自分の意見を堂々と話しています。 これは、日本にいる外国の方が日本語を話す時にも同じことが言えるかもしれません。これは、私たちが目指す「言語を問わずコミュニケーターとして上達する」のに近い姿と言えます。

例え語彙が少なくても、多少のミスがあっても、どれだけ「伝わる」かということを、トーストマスターズでは大事にします。これは、国際的にも同様で、毎年一回行われる、世界各国のトーストマスターズの代表によるスピーチコンテスト(World Championship of Public Speaking)でも、最近はネイティブスピーカーよりもノン・ネイティブのスピーカーが上位に行くことがよくあります。細かい文法よりもメッセージの伝え方、スピーチの構成、聴衆との距離の近づけ方や反応、声やボディランゲージの使われ方などに重点が置かれるからです。

日本語にしても英語にしても、文法や発音がおろそかでもいい、ということでは決してありません。ただ、もし「基礎知識はあるし読み書きはできるけれども、発音や文法の正確さに自信がないので話せない」という方がいらっしゃいましたら、「まずはコミュニケーションの道具としてそれぞれの言語を使ってみる」ことを、私たちはお勧めしています。

このような場合は?

「会の趣旨には賛同するけれども、やはり私の英語力では足りないと思う」
もしも、英語で自己紹介が3分前後できる程度の英語力(自分で作文したものを読むのでもOK)をお持ちでしたら、まずは一度例会をご見学されてみてはいかがでしょうか。 「百聞は一見に如かず」あるいは「案ずるより産むが易し」かもしれません。

もし不安でしたら、最初は日本語でスピーチの基本を学び、その後英語のスピーチにも取り組んでいくことも可能です。(もちろん日本語のみのクラブもありますので、そちらもご見学ください)母国語のスピーチは、簡単そうに見えて実は非常に奥深く、その分得るものは多くあります。内容や構成、聴衆との距離などを意識した練習がしやすい傾向にあります。

「プロの先生に手取り足とり教えてほしい」「1対1で自分の発音を矯正してほしい」
申し訳ありません。トーストマスターズではそのようなプログラムは提供しておりません。
英会話教室やランゲージ・エクスチェンジなどの活用をおすすめします。

「日本人の英語は聞きたくない」「ネイティブが多い場所にしか興味はない」
すみません。トーストマスターズでは誰かが誰かを教えるのではなく「お互いに学び合う」という趣旨上、国籍や母語でメンバーを選ぶようなことはしておりません。 ネイティブの英語でないとダメ、という方には、ネイティブから1対1で習える英会話教室などの活用をお薦めします。