2019年3月10日、春のおとずれを感じる爽やかな陽気の中、第198回横浜オーシャントーストマスターズクラブ例会が開催されました。
会長のW辺さんによるオープニングに続き、今朝のトーストマスターK賀さんによる教育セッションがスタートしました。
前半は『English session』からです。
『Word of the morning』はK賀さんより、当クラブの今期スローガンである「Move ahead」が紹介されました。
『Prepared speech』の1番目はI岡さんで、タイトルは「This
is Mentor, not Mentaiko」です。トーストマスターズではメンター制度が取り入れられていますが、そもそもメンターとはどのような役割をもっているのかについてのわかりやすい解説と、実は家庭や会社でも皆、メンター的役割を担っていて、その経験をぜひクラブのメンターの任務に応用してみようというお話でした。メンターと明太子をひっかけて、明太子を見たらメンターを思い出しましょう、という下りはI岡さんらしさが出ていて、楽しいスピーチでした。
2番目のスピーチはRさんで、タイトルは「Scarred For Life」です。インターナショナル・スクールの先生をされているRさんにとって、ご自身の言葉が子どもたちにダイレクトな影響を与えることを考えると、怖くなることがあるそうです。でもそれだけにやりがいもあり、楽しんで仕事をされており、子どもたちとのやり取りをリアルに表現された臨場感いっぱいのスピーチで、会場を大いに沸かせました。
『Table Topics』ではE藤より、例会翌日が東日本大震災の日であることにちなんで、自然災害に関するトピックスが出題されました。「What were you doing when the disaster happened in
2011?」「Please
share your experience of having other natural disaster.」「Are there anything you prepare for natural disaster?」というお題が出されました。また、追加のトピックとして、春が近づいていることから「What do you image of Spring?」というお題も追加されました。
『Evaluation session』では、I岡さんに対してS籐さん、Rさんに対してK戸さんが論評を行いました。S籐さんもK戸さんも、良かった所と改善点を具体的にフィードバックしていて、効果的な論評をされていました。
休憩をはさみ、次は『日本語の部』です。
『今朝の言葉』はW辺さんからで、春らしい陽気を迎えつつあることにちなんで「ハレまたはハル」です。まさにこれからの季節に相応しい言葉が紹介されました。
『準備スピーチ』は、最近入会されたK渡さんによるトーストマスターとして初のアイスブレーカースピーチでした。十代の頃は友達の輪を広げようとしなかったが、大学に入り様々なタイプの人と接する機会が増え、これからさらにコミュニケーション力を高めて広い視野をもちたいという思いでトーストマスターズに入会されたとのこと。K渡さんの飾らない素直なお人柄がわかる、まさにアイスブレーカースピーチにぴったりの素晴らしいスピーチでした。
『テーブルトピックス』ではI山さんより、3/8の国際女性デーに因んで「あなたの周囲で感謝したい人は誰ですか」に始まり、「この一年間、トーストで特に磨いてきたスキルは?」「あなたにとって、これから控えている“ハレ“の日とは?」といったお題が出されました。
『論評の部』では、K渡さんに対してK賀さんが論評を行いました。アイスブレーカースピーチに非常に適した内容であったこと、良かった点や今後伸ばしていくためのアドバイスなどを具体的にフィードバックされ、効果的な論評をされていました。
次に特別セッションとして、エリアコンテストで勝ちあがる人のスピーチについて感想をシェアする時間が設けられました。エリアコンテストで高評価を得ている人は、圧倒的な練習量をこなしている、複数のクラブへ参加して場数を踏んでいる、などの共通点があり、また、聴衆の共感を得やすいスピーチが評価されている、などの感想が共有されました。次回のコンテスト出場に向けて学び多いセッションでした。
『論評の部』では、Y崎さんから全体を通しての評価、文法係のW辺さん、えーとカウンターのK寺さんからは各スピーカーの言葉遣いや淀みに関するチェックがフィードバックされました。
そして最後に受賞者の発表です。本日のベスト賞は、日本語テーブルトピックスはE籐、英語テーブルトピックスはK寺さん、論評者はK賀さん、そして栄えあるベスト準備スピーカーはRさんでした。
皆さん、おめでとうございます!